Page 31 - 東京都公立大学法人 環境報告書2024
P. 31
マラヤ大学とのウェビナーを開催~サステナブルな取組を共有~ 2023年12月18日、東京都立大学とマラヤ大学は、サステナブルな取組やアイデアに関する最近の研究内容、エコキャンパ スといった活動を共有することを目的に、共催でウェビナーを開催しました。マレーシアにあるマラヤ大学は、東京都立大学 の重点交流校に位置付けられており、両大学は国際交流協定を締結し、これまでの10年間、学生・指導者の交換交流を活発に 行っています。本ウェビナーは、この協定に基づく交流事業の一環として実施され、行政との連携を含むサステナブルな取組 やエコキャンパスに関して、両校のパネリストが講演やプレゼンテーションを行いました。 プログラム 開会の挨拶 基調講演 ● 東京都立大学「CO2の利用に向けて」 ● マラヤ大学「熱帯地方における都市ヒートアイランド現象 課題と提案」 サステナブルな取組について(プレゼンテーション) ● 東京都立大学の取組 ● マラヤ大学の取組 キャンパス内におけるサステナビリティの実践(プレゼンテーション) ● 東京都立大学 ・ 人間主導型生態系における自然管理の課題 ・ ・ ・ ・ キャンパス内の緑地管理についてー保全・教育・研究・地域社会との交流のためにー ● マラヤ大学 ・ サステナビリティリーダーシップについて ・ 環境にやさしく:大学植物園の役割 閉会の挨拶 開会の挨拶では、東京都公立大学法人山本良一理事長が、気候変動 への対応が教育の分野でも求められており、法人としてサステナブル なキャンパスを目指していること、マラヤ大学とこのような機会に気 候変動対策について議論や共有ができることへの感謝を述べました。 また、マラヤ大学の理事は、東京都立大学との国際的なパートナー シップに感謝の意を表し、未来の環境保全において高等教育が果たす 重要な役割を強調し、今後も協力してより良い未来を共に創っていき たいと述べました。 東京都立大学 環境に配慮した教育 当日は、双方の大学から教職員・学生が67名参加しました。開催後の アンケート結果によると、90%以上の受講者が、とても満足または満足 と回答しました。また、参加者からは満足した理由として、タイムリー な話題であったことや、両大学の環境への取組についてよく学ぶことが できたといった感想が聞かれました。 ウェビナーの締めくくりでは、国際的な協力が極めて重要であるこ と、そして今回共有された内容を基に、今後もキャンパスにおけるカー ボンニュートラルの達成を目指して東京都公立大学とマラヤ大学がさら に協力していくことが強調されました。 30 ウェビナー当日の様子